貧乏恐怖症の症状

一般的に言われる「貧乏性」は病気ではありません。

でも「貧乏恐怖症」は病的に貧乏に対することへの不安が生じる、うつ病の症状の一つだそうです。

今は年齢的に随分落ち着いて物事を考えられるようになったため、昔ほど不安にはなりませんが、貧乏恐怖症の症状は癖の様に自分にしみついてしまっています。

これはあくまでも私の場合ですが、貧乏恐怖症の症状と思われる事をいくつかまとめてみました。

  1. 支払いなどがルーズでだらしがない
    郵便物などで送られてくる振込用紙を、お金はあるのにいつまでも支払いに行かず、期限切れになり滞納してしまうことが多い。
  2. 買い物など最安値を探して買わないと気がすまない
    ネットで注文する時など、AmazonやYahooショッピング、楽天、価格.comなど絶対全てチェックしてからでないと購入出来ない。
  3. 旅行など行っても、宿は極力安い所を選ぶ
    楽しいはずの国内外の旅行も、自分ひとりの事なら、楽しむこと以上に、出来る限り安くあげる宿を探すことが多い。
  4. 自分の為の贅沢は出来ないように脳にインプットされている
    下着など表に見えない物は、サイズが合わなくなったり、穴が開いて伸び伸びになっても「見えないのだから」といつまでも捨てられない。
  5. 貯金が少なくなるとマイナス思考になる
    コツコツ貯めた貯金の中から車を購入するため現金で支払った後、何とも言えない不安に襲われたことがあります。貯金が減れば減るほど、マイナス思考になり、将来を悲観し絶望的になることがある。
  6. 正社員として働いていても、常にサイドビジネスやアルバイトがしたくなる
    平日仕事で土日が休みの時など、チャンスがあればお金になる事をしたいと常に考えている。
  7. いくらお金があっても、まだ足りないと考えてしまう
    100万を目標に貯金していても、100万に到達しても満足できない。
  8. 先の生活のことばかり考えて不安になる
    主に老後のことなどを考えてしまうと、少しでもお金を稼ぎたい、節約しなければとおもい、何十年先の家計簿計画表など作って自分を追い込むことが多い。
  9. 部屋の掃除や支払いをおろそかにしてまでお金の事を考える
    会社や行政への提出物や、部屋の片づけなど、何よりも先にやらないといけないことがあるのに、サイドビジネスに没頭してしまう。
  10. 長期休暇など節約して予定を入れず、ただひたすら寝てしまうことがある。
    年末年始などの長期休暇があると、こどか遊びに行こうとか、買い物に行こうなどと考えるものの、結局お金を使うのが嫌で家に引きこもる。その結果1日何もしていなかったことが、もったいなく感じよく後悔する。
  11. 友達を作ったりして楽しい時間すら惜しむ
    これはあくまでも無意識のうちにですが、気が付くと交友関係を縮小してまで節約に励んでいる自分に気が付くことがある。
  12. 儲かるためならずるいことに手を出そうとしてしまうことがある
    なぜかお金儲けのことになると、特別頭が回ってしまうのが不思議で仕方ありませんが、一歩間違えば犯罪です。

ここまで書くと、全力で節約しているかのように思われるかもしれませんが、私は決してケチではないのです。

職場の後輩がクリスマスも一生懸命頑張って仕事をしていれば、差し入れに人数分のケーキを買って来くこともよくありますし、同僚に誘われて食事に行く時は、お金は気にせず豪華な食事をすることもあります。

ただ、一人の時は誰にも迷惑がかからないだろうと、目いっぱい我慢し続けてしまうのです。

この内容を読まれた方は、ただの貧乏性だと感じる人もいると思います。

「貧乏性」か「貧乏恐怖症」であるかの違いは、病的であるか、そうでないかなのです。

「貧乏恐怖症」の原因は不安から来ている事が病的なのです。

うつ病の人は先の事を考えて不安になる人がほとんどだと言います。

「貧乏恐怖症」の場合、その先の事を「お金」に結びつけてしまうのです。

あまり聞きなれない病名なので、漠然と苦しんで自分をしめ付けている方がいるならば、この内容を読んで、自分だけではないと言うことを知って、気を楽にしてもらえたらと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする